新型コロナウイルス終息への期待を込めて

新型コロナウイルスワクチン

ワクチンについてわかりやすく解説します!〜その1〜はこちら

新型コロナウイルスワクチンがmRNAワクチンである理由

本当は、感染そのものを抑制できる生ワクチンを接種できるのが一番いいのですが、弱毒化ウイルスを作るにはかなりの時間がかかるのと病原性復帰(弱毒化したはずのウイルスに本当に感染してしまうこと)の観点から今回は使用できません。

では、不活化ワクチンはどうか?

実は、新型コロナウイルスの場合、不活化ワクチンで十分なのですが、それを作るのも容易ではありません。

インフルエンザワクチンの場合、孵化鶏卵(成長中の卵)にウイルスを接種してこれを回収し不活化するのですが、新型コロナウイルスではこの方法がうまくいかないそうです。

なので他の方法で不活化ワクチンを作らないといけないのですが、大量生産をするまでには相当時間がかかってしまいます。

そこで、今回白羽の矢が立ったのが、mRNAワクチンです。

実はこのmRNAワクチンは、急に考え出されたものではありません。

以前SARSやMERS(両方ともコロナウイルス)が流行したのち、今後も同じようなコロナウイルスのヒトへの感染拡大が起こるのではないかとの心配から細々と研究が続けられていたんですね。

そして今回の新型コロナウイルス感染拡大に伴い、世界中で多大な予算がつくことになり、一気に実用化への道が開かれました。

新型コロナウイルスワクチンへの期待

mRNAワクチンのメカニズムについては、複雑ですのでここでは触れません。ですが、その効果はかなり期待できそうです。

インフルエンザワクチンの有効率はだいたい50%くらいですが、今回の新型コロナウイルスワクチンはどの会社の製品もその有効率は90%以上です。

この数字通りに行けば、ワクチンをより多くの人が接種することで新型コロナウイルスの感染拡大は急激に収束に向かうことが期待できます。

新型コロナウイルスワクチンは接種すべきか?

効果があると言ってもやはり気になるのは副反応ですよね。

インフルエンザワクチンでもそうですが、接種部位の痛みや腫れ、頭痛、倦怠感などの軽度の副反応はあると思っておいた方がいいでしょう。

また、どのワクチンでもアナフィラキシーなどの重いアレルギー反応が出る可能性はあります。

ですが、臨床試験や実際にワクチン接種を行なっている国でも重篤な副反応の報告が今のところ極めて少ないことと、万が一アナフィラキシーなどのアレルギー症状が起こったとしても、それに迅速に対応してもらえる状況で接種できると考えると、個人的にはワクチンを接種した方がいいのかなと思っています。

ただし、新型コロナワクチン接種は強制されるものではありません。

まだまだわからないこともたくさんありますので、正しい情報を得てよく考え、最終的にはご自身の判断で決めてくださいね。

ワクチンについての正しい情報はこちらから

山口県ワクチン接種専門相談センター

083-902-2277

くるみ便りより

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竹村 勝樹

くるみ薬局の薬剤師。昭和49年7月18日生まれ。蟹座のA型。奈良県出身ですが、今は山口県光市で妻と子供3人と猫2匹に囲まれながら暮らしています。趣味は読書と読書で得た知識をもとにアイデアを考えること。薬局らしくない薬局をモットーにこれからも地域の皆様に愛される薬局を目指して頑張ります。