免疫力を整えて感染を予防しよう

免疫とは?

人間は侵入しようとするウイルスや細菌などの異物を攻撃して取り除き、自らを守るシステムをもともと持っています。

この防御システムのことを「免疫力」といいます。

免疫は、「疫(えき=病気)を免れる」に由来します。

免疫の担い手は、白血球を構成する様々な免疫細胞で、それぞれ絶妙なバランスの上で連携しながら体を守ってくれています。

疫力が低下すると風邪やインフルエンザなどのウイルス感染症にかかりやすくなったり、細菌感染による中耳炎や蓄膿症、食中毒などを起こしやすくなります。

口内炎やヘルペスなどのよくある病気やがんなどの重篤な病気も免疫力の低下と深い関わりがあると考えられています。

免疫力は30代がピーク

残念なことに、この免疫力は30代をピークに年齢とともに少しずつ低下していきます。

加齢以外にも睡眠不足や過労、過度なストレス、ネガティブな感情、冷え、低体温、不規則な生活なども免疫力を低下させる大きな原因です。

また最近は、腸内細菌が免疫に大きく関わっていることが分かってきました。

腸には身体中の免疫細胞の60〜70%が集まっており、腸内環境が良い状態に保たれていないと腸内の免疫システムがうまく働かず、ウイルスや細菌に感染しやすくなるんですね。

免疫力を整えるには?

免疫力を整えるには、食事、運動、休養そしてメンタルのケアをバランスよく行い、偏りのない状態に保つ必要があります。

✅食事では、いろいろな野菜や果物を毎日少しずつバランスよく摂るのが効果的です。
野菜や果物に含まれる「フィトケミカル(植物由来の化合物)」には、細胞の酸化を抑え、免疫細胞の働きを活性化して、免疫力を整える効果があります。

✅運動は、うっすらと汗をかく程度の体操やストレッチが有効です。屋内でもできるラジオ体操やヨガなどがいいかもしれませんね。

✅免疫力は睡眠中に強化されることが分かっています。睡眠時間はもちろんのこと、睡眠の質も大切です。
ずっと家にいるからと不規則な生活をおくると免疫力はどんどん低下します。早寝早起きも大事な免疫力UPの方法です。

✅メンタルのケアは免疫力を上げるのに欠かせません。笑顔や楽天的な考え方を持つと免疫力が上がると言われていて、こういう時だからこそ家族でリラックスする時間を積極的に作るといいかもしれません。

免疫力を整えることは、ウイルス感染だけでなく、様々な病気を予防するのにも役立ちます。

未知のウイルスに打ち勝つためにも、手洗いやうがいを基本として、普段から免疫力のUPも心がけましょう。

くるみ便りより

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竹村 勝樹

くるみ薬局の薬剤師。昭和49年7月18日生まれ。蟹座のA型。奈良県出身ですが、今は山口県光市で妻と子供3人と猫2匹に囲まれながら暮らしています。趣味は読書と読書で得た知識をもとにアイデアを考えること。薬局らしくない薬局をモットーにこれからも地域の皆様に愛される薬局を目指して頑張ります。