冬の星空を見てみよう!
皆さんは、昼間や夜の空をじっくり観察することはありますか?
私は虹や月食、流星群などの天体ショーを見るのが好きです。
その中でも特に好きなのは冬の星空です。
外は寒いですが、皆さんも美しい星空を観察してみませんか?
冬の星空がきれいに見えるのはなぜ?
理由①空気が乾燥しているから
大気中に水蒸気が多いと(湿度が高いと)空がかすんで見えます。
空気が乾燥していると水蒸気が少ないので、空の透明度が高くなり、星がきれいに見えます。
理由②1等星の数が多いから
星には1等星、2等星…と星の明るさによって等級が付けられています。
肉眼でギリギリ確認できる明るさの星を6等星、6等星の100倍の明るさの星が1等星です。
日本では年間15個の1等星を見ることができ、春に3個、夏に4個、秋に1個、そして冬には7個も見えます。
理由③瞬き
星の光が大気を通過する時に、大気の密度の違いによって揺らぎが起こります。
気温や湿度が低く、風が強いほど揺らぎが多くなるので、冬の星はきらきらと瞬いて見えます。
最大で1時間に70個の予想!! ふたご座流星群を観察しよう
国立天文台のサイトによると、2023年のふたご座流星群の活動が活発な期間は、12月13日の夜から15日の夜と予想されています。
13日は新月で月明かりの影響もなく、14日夜から15日の明け方にかけては、たいへん多くの流星を観察することができそうです。風邪をひかないように、寒さ対策をして観察してみてくださいね。
冬の星座を見つけよう!
南の空にあるオリオン座は、3つ並んだ星が目印です。
その左上にある赤い星がベテルギウスです。
オリオン座の3つ並んだ星を左下にたどると、おおいぬ座のシリウスが白く輝いています。
ベテルギウスとシリウスを結んで、左の方へ三角形をつくるようにすると見える明るい星が、こいぬ座のプロキオンです。
この3つの星が冬の大三角です。
また、冬のダイヤモンドと呼ばれる、1等星の星がつくる美しい六角形を目印に、様々な星座を探してみましょう。