ビタミンCには美肌効果はあるのか?
【問題】突然ですが、皆さんはビタミンCの色が何色か知っていますか?
- 赤色
- 黄色
- 無色
ビタミンCといえばレモンですよね!
この問題で黄色と答えた方は多いのではないでしょうか。
しかし、実はレモンよりもアセロラのほうが34倍も多くのビタミンCを含んでいるんです!
また、カムカムという植物はアセロラの1.5倍多くのビタミンCを含んでおり、どちらも赤い植物です。
それなら赤色が正解?と思ってしまいますが、残念ながら、どちらも不正解です。
正解は3の「無色」なんです!
ビタミンCの発見
ビタミンCは強力な抗酸化物質として有名で、「老化を抑制する」とか「白内障のリスクを減少させる」などと言われていて日常的に摂取している方も多いのではないでしょうか?
ビタミンCが発見されたのは18世紀。壊血病という歯茎や粘膜から出血して亡くなってしまう病気の原因が新鮮な野菜や果物の不足であることをイギリスの軍医が気づき、その後の研究で壊血病の予防にはビタミンCが有効であることが明らかになりました。
ビタミンCの働き
ほとんどの動物は体内でビタミンCを作ることができるのですが、なぜか人間にはその機能は備わっていません。ですが、先ほども書いたように人間にもビタミンCは必須です。
ビタミンCの抗酸化作用により、しみ・そばかすの原因となるメラニン色素が黒くなるのを防いでくれますし、すでに酸化してしまったメラニン色素を元に戻す作用もある為、美白作用が期待できます。
また、ビタミンCはコラーゲンの合成を助ける働きもあります。
コラーゲンには、皮膚や骨・血管・筋肉などを丈夫にする働きがあり、肌にハリとツヤを与えて丈夫に保ってくれます。
ビタミンCが不足してしまうとどうなるのか?
壊血病
極端なビタミンC欠乏症は「壊血病」という病名で呼ばれます。
壊血病では筋力の低下、体重減少や軽度の痛みが生じます。
重度の壊血病の症状では治癒能力の低下、皮膚・歯茎からの出血、髪の毛や皮膚の乾燥、貧血症状などを起こします。ただ、先進国で生活している限りは壊血病を引き起こすことはないと言われています。
慢性疲労
ビタミンC不足は、疲労感が生じる原因になります。
また、ビタミンCは、身体機能の低下を防ぐ働きがあります。
そのため、ビタミンC不足による貧血・筋肉の萎縮などの身体機能の低下が疲労感につながるのです。
肌荒れ
ビタミンCが不足するとコラーゲンを合成できなくなります。
コラーゲンを合成できないと肌荒れが生じます。
コラーゲンは、繊維状のタンパク質でヒトの体内の約30%を占めています。コラーゲンは、皮膚・血管などから細胞同士をつなぎ合わせる役目があります。
そのため、ビタミンC不足は、肌荒れやそばかすなどの肌トラブルにつながるのです。体の中のビタミンCが不足すると、外見の老化も早まる可能性があります。
ビタミンCが多く含まれる食品
ビタミンCを多く含むハーブ
ビタミンCが多く含まれているハーブにはローズヒップ、パセリ、ハイビスカスなどがあります。
ハイビスカスのハーブティに関しましてはくるみ薬局でも取り扱いがございますので、興味のある方は是非お求めください。