正月太りは危険?正月の体重維持で1年の健康が決まる!?
正月太りの最も恐ろしいところは、早めに正月太りを解消しないと太ってしまった体系が定着してしまうということです。
正月太り解消の努力を何もせず太ったまま過ごしてしまうと身体にとって太っている状態が当たり前になってしまいます。
正月に太りやすい原因3選
1.休みによって外出する機会が減る
お正月は仕事や用事のために外出する機会がいつもよりも減ってしまい、身体を動かす機会も減ってしまいます。
身体を動かさないと消費カロリーが減ってしまうので、いつも通りに食べていると太ってしまうでしょう。
2.豪勢な料理を食べる機会が多くなる
年末年始は、忘年会、大晦日、年明けなどで特別な料理を食べる機会が続くことも原因として挙げられます。
また、アルコールを摂取することも脂肪を蓄える原因になります。
3.生活リズムが変わってしまう
お正月は夜更かししてしまったり、昼過ぎまで寝ていたり、いつもと違う生活を送ってしまいます。
睡眠時間が不規則になると、ホルモンバランスが乱れ、肥満を引き起こす原因になります。
自分の標準体重を知る
肥満の指標となるBMI(体格指数)は、〔BMI=体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)〕で計算します。
例えば体重が80kgで身長が170cm(1.7m)の場合、BMIは「80÷(1.7の2乗)」となります。
1.7の2乗は「1.7×1.7=2.89」と計算できるので、体重をその結果で割ると「80÷2.89」となり、BMIは約27.68と計算できます。
世界的には30以上の場合を肥満としていますが、日本人の場合、BMIが25以上を肥満と判定します。
肥満を放置した時のリスク
肥満は、糖尿病や脂質異常症・高血圧症・心血管疾患などの生活習慣病をはじめとして数多くの疾患のもととなります。
例えば糖尿病のリスクを5倍にまで高めるといわれており、高血圧症のリスクも3.5倍になるといわれています。
また、肥満はがんのリスクを高めることもわかっています。
食べ過ぎや運動不足によって、体内に余った糖を処理するために、大量のインスリンが分泌されます。
このインスリンの過剰分泌が、がん細胞を増殖しやすくするといわれています。
正月太りを解消するには・・・
①暴飲暴食に注意する
正月の定番、おせちには実は保存を効かせるために糖分や塩分が多く含まれており、濃いめに味付けされているものが多いです。塩分や糖分の多く入った食品は食べ過ぎるとむくみや脂肪蓄積の原因になります。
また、忘年会、新年会などでふるまわれるアルコールの飲みすぎにも注意が必要です。
アルコールは内臓脂肪の蓄積に大きく貢献することが最近の調査で明らかにされました。
年末年始は羽目を外して、つい暴飲暴食をしてしまいがちです。至福のひと時を過ごした後の体重増加によって後悔することがないようにしましょう。
②ウォーキングをする
暴飲暴食によりカロリーを大量に摂取すると、余分なものは貯蔵に回されます。
この貯蔵されたエネルギーは体脂肪へと変わり、肥満につながるのです。
有酸素運動であるウォーキングは貯蔵されたエネルギーを燃焼する方法としておすすめです。
冬の運動は基礎代謝がアップするので、効率よく消費カロリーを増やすことができます。
③筋肉量を増やす
筋肉量を増やすことにより、基礎代謝が上がり、お正月の間に蓄えられてしまった体脂肪を減らしやすくなります。
筋肉量を増やすには、次の2点をやるのがおすすめです。
筋トレ
筋肉量の多い場所を鍛えることによって、より効率的に筋肉をつけることができます。
特に下半身のトレーニングを行うことが基礎代謝の向上に大きく貢献します。
太もも(大腿四頭筋)・お尻(大臀筋)・裏もも(ハムストリングス)”これらの筋肉には、非常に筋肉量があります。
筋肉の付きやすい食事
たんぱく質は筋肉の元になるので、食品としては脂肪が少なく、たんぱく質が多くとれるものが好ましいです。赤身肉、魚、大豆製品あたりは脂肪が少なく筋肉の元となるたんぱく質を多く含むので、おすすめです。
また、体を内側から温め、代謝をアップする効果があるショウガやニンニク、根菜類もおすすめです。