ネトル
ネトルの茎からはイラクサの繊維がとれます。
アンデルセン童話に、ネトルから糸を紡ぐシーンがあり、広く活用されていた時代があったことがわかります。
鉄・キサントフィル・ビタミンA・B・C・タンニン酸・ホルモン(セロトニン)・カルシウム・ナトリウム・珪酸・硫黄・リン・など、重要なミネラルやビタミンが体のバランスを整えてくれます。
現代人の食生活で足りないビタミンやミネラルが補充できる「マルチビタミンサプリ」のようですね。
ハーブ先進国では、春季療法としてアレルギーやニキビ、じんましんの予防に好んで用いられます。また、ビタミンCや葉酸、鉄分が豊富なので、女性にはピッタリのハーブです。
特に貧血の解消に効果的と言われています。
特徴
イラクサ科
Urtica dioica
英名:Stinging nettle,Nettle
和名:セイヨウイラクサ
- ユーラシア原産の多年草。
- 繊維質に富み、織布などにも使われてきた。
- 滋養分に富み、ビタミンや鉄、シリカ、カリウムが豊富。
- 利用法
- ハーブティーとしては、花粉症の予防や貧血の強壮剤として効果的と言われている。
- チンキ剤としては、収斂、止血作用があるために、切り傷、すり傷に用いられる。
- パップ剤としては、かみ傷や刺し傷に生の葉をすりつぶしてこすり付けると効果的と言われている。
- 春先のアレルギー予防にネトルなどのハーブを積極的に摂取する「春季療法」という療法が現在のドイツなどでも続けられている。
※春季療法・・・
ドイツやイギリスなどのハーブ先進国で一般的に行われている花粉症予防にハーブを用いる方法です。花粉症が発症するのは日本ではだいたい2月~4月。その1.2か月前からネトルやエルダー、ダンディリオンなどを積極的に摂り、ピークに備えるというものです。
春季療法のメカニズムは、血流を良くして体にたまった老廃物を排出し、代謝を促し、免疫を高めてアレルギー症状の起こりにくい体質づくりをするといったものです。
もちろん、個人差はあると思いますが、実際に現在も行われるていることから有効性は否定できないですね。
※ハーブについての説明は、一般的な内容です。実際は、個人差があり、すべての方にご説明通りの効果が期待できるとは限りません。また、ご利用開始後、お体に合わない場合は直ちにご利用を中止していただきますようお願いいたします。