山口県民は塩分を摂りすぎているそうです。
塩分の摂取目標は、
男性8g/日、女性7g/日です。
しかし、山口県民は、
男性11.6g/日、女性9.1g/日と
大幅に超えています。
特に男性は全国平均も
上回っているんですって。
塩分の摂り過ぎを続けると
体がむくんだり、
血圧が上がるだけでなく、
心臓病や脳梗塞などの
深刻な病気の原因になるのは、
あなたも良くご存知だと思います。
そして、食塩を一度に大量摂取すると
死に至ることも。
もし、一般的な醤油約60ml
(ヤクルト1本分くらい)を
体重20kgのお子さんが
一気に飲んだとしたら
食塩中毒になり、
数時間で命の危険を伴うような
状態になってしまうこともあります。
これは極端な例としても、
小さなお子さんは
数gの塩分を摂るだけで
大人よりも危険な状態になりやすい
ということは知っておいたほうが
いいかもしれません。
とはいえ、
実際のところ
日々の目標摂取量まで減塩するのは
相当難しいというのも事実です。
では、塩分を摂り過ぎているかもと
感じた時はどうすればいいのでしょうか?
摂りすぎた分は出しちゃえ
という観点で考えてみましょう。
そもそも人間のからだにとって
塩分はとっても大事な成分です。
夏に熱中症や脱水症状で倒れるのは、
水分不足だけでなく塩分不足が大きな原因です。
塩分は、体の中に水分を保つために
なくてはならないものなんです。
ただ、現在は、普通の食生活をしただけで、
塩分が過剰に摂取されてしまいます。
なので、取り過ぎた塩分を
体の外へ出す必要があるんです。
もし塩分を摂りすぎているなと思ったら
塩分を体の外に出すいい方法は・・・
カリウムをしっかり摂るということです。
カリウムには、
尿を出しやすくする力がありますが、
その時に塩分も一緒に排出してくれます。
(ただし、腎臓の機能障害がある方は、
カリウムを体の外に出せませんので
カリウムを含んだ食品の食べ過ぎには
注意が必要です。)
それでは、
カリウムはどれくらい摂ればいいのでしょうか?
厚生省の発表によると
1日に摂るべきカリウムの摂取目標は、
男性ですと約3,000mg、
女性ですと約2,600mgです。
ですが、カリウムは腎臓が正常なら
どんどん尿中に排泄されてしまいますから、
普通は摂り過ぎを心配する必要はありません。
普段の食事からもある程度は摂れますが、
参考までにカリウムを多く含む
代表的な食品の一覧を載せてみました。
まずは、簡単に摂れる食品から始めてみましょう。
カリウムを多く含む食品
アボカド 1個 | 720mg | ほうれん草 1/4束 | 414mg |
納豆 1パック | 330mg | バナナ 100g | 360mg |
ひじき 10g | 640mg | 焼き芋 100g | 540mg |
キウイ 中1個 | 290mg | 鶏ササミ 100g | 420mg |
くるみ 50g | 270mg | かぼちゃ 100g | 400mg |
干しぶどう 100g | 740mg | 焼き魚(鯛)100g | 500mg |
トマトジュース 1缶 | 494mg | じゃがいも 120g | 492mg |
ちなみに、カリウム不足を解消すれば、
夏バテしをにくくなったり、
疲れにくくなります。
それに、体のむくみを解消するので、
あなたの顔の輪郭や足のラインを
スッキリと引き締まった
若々しい印象にしてくれますよ。
くるみ便りのウラより