編み物を始めてみませんか?

肌寒くなってくると手に取りたくなるのがニット製品です。

マフラー、手袋、セーターなど、既製品には手ごろな値段で素敵なデザインの商品がたくさんあります。

既製品も購入しますが、私は時間をかけて、気に入ったデザインの物を編むのが、冬の楽しみです。

以前から、編み物をするとストレス解消になると感じていましたが、
最近、編み物にはセラピー効果があることを知りました。

そこで、今月は編み物についてまとめました。

編み物のセラピー効果

編み物をしていると、時間を忘れるほど集中していることがあります。

一目一目を無心で編んでいる時の脳の活動は、瞑想に近い状態と言われています。

この時分泌されるのがセロトニン。

「幸せホルモン」とも呼ばれるセロトニンは、脳内の神経伝達物質の一つで、
ストレスによるイライラを抑えて、心のバランスを整える作用などがあります。

この効果を活用したものが「ニットセラピー」です。

セロトニンを増やすには、食事をゆっくりよく噛む、日光を浴びる、
ウォーキングやジョギングなどの筋肉の緊張と弛緩を繰り返す反復運動が良いそうです。

編み物も手先の反復運動の一つで、欧米では編み物にセラピー効果があると認められています。

編み物をおすすめする理由

かぎ針編み

①セラピー効果

瞑想と同じような効果が得られ、リラックスやストレス解消になります。

②脳トレ効果

編み目を間違えないように気を付けたり、何目編んだか数えたりしながら編むには、
脳と手を連携させることが必要です。これは脳の活性化に役立ちます。

③自己肯定感

作品を完成させることで達成感や満足感が得られ、自己肯定感が高まります。

④難易度が選べる

編み物には何種類かありますが、1本の針で編めるかぎ針編みと、2本使う棒針編みが代表的です。

まずはかぎ針編みで、ぐるぐると編んだら完成するコースターなどの小物から始めるのがいいと思います。

少しずつ難しい技法にチャレンジしていくのは楽しいですよ。

⑤どこでもできる

毛糸と編み針があれば、いつでもどこでも編めます。私はいつも持ち歩いて、病院や銀行の待ち時間に編んでいました。

注意事項

集中して編み続けると、長時間同じ姿勢でいるので、肩が凝りやすくなるかもしれません。

目も使うので、目が疲れることもあります。

時々はストレッチをしたり、目を休めたりしましょう。

様々な毛糸の種類

動物の毛

  • ウール(羊)
  • アルパカ
  • モヘア(アンゴラヤギ)
  • カシミヤ(カシミヤヤギ)など

繭からとれる繊維

  • シルク(絹)

植物の繊維

  • コットン(綿)
  • 麻(リネン、ジュート)など

化学繊維

  • アクリル
  • ナイロンなど

毛糸の素材ごとに、保温性、伸縮性、お手入れのしやすさ、価格などに違いがあります。

また、色のバリエーションも豊富なので、どの糸で何を編むかあれこれ考えている時間もとても楽しいです。

私のおすすめは、作家さんが手染めした毛糸です。世界に1つだけの作品が編めますよ。

何から始めたらいいの?

これから編み物を始めてみようと思っている方におすすめなのは、毛糸と編み方の説明書がセットになっている編み物キットです。

「脳トレ」と商品名に入っているキットもあるそうです。編み針などの道具は100円ショップでも購入できますよ。

編み方については、動画がとても分かりやすいです。私も編み方で困った時は動画サイトで検索して解決します。

100円ショップの商品を使った動画などもあるので、ぜひ何かに挑戦してみてください。

おばあちゃんの趣味のイメージが強い編み物ですが、編み物をする男性も増えているようです。

年齢・性別関係なく、編み物をする人が増えたら嬉しいです。