アニマルセラピーって本当に効果があるの?
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アニマルセラピーという言葉を聞いたことがある方も多いと思います。
アニマルセラピーとは、動物とのふれあいによって人の心に癒しを与えることで、
かくいう僕も家にいる猫のテンとソラには毎日癒しを与えてもらっています。
AAT・AAA・AAE?
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アルファベットが3つ。
なんだコレ?と思われたかもしれませんが、
アニマルセラピーは、大きく
AAT(動物介在療法)とAAA(動物介在活動)とAAE(動物介在教育)の3つ
に分けられます。
AAT(動物介在療法)は、病院などの医療機関で、
医師や作業療法士などと一緒に患者さんの状態に合わせておこなわれる治療方法の一つです。
そして、AAA(動物介在活動)は、老人ホームなどへの慰問活動で、
動物をなでたり動物への声掛けをしたりすることで運動や話をする活動を指します。
最後にAAE(動物介在教育)は、
子供たちへの教育を重視した活動のことです。
アニマルセラピーの歴史
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世界的に見るとアニマルセラピーの歴史は古く、
紀元前400年の古代ギリシャでは、
傷を負った兵士のリハビリのために乗馬をさせていたそうです。
ですが、日本では、まだその歴史は浅く、
1970年代に乗馬療法を輸入したことから、
アニマルセラピーが用いられ始めたようです。
アニマルセラピーの効果
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では、そのアニマルセラピー、一体どんな効果があるのでしょう。
生理的な効果
リラックス、感覚刺激や反応の改善、
血圧やコレステロール値の低下、病気の回復、神経や筋肉組織のリハビリ
心理的な効果
リラックスさせて不安を減らす
自信と意欲の回復、感情表現の回復、
自尊心、責任感などの肯定的な感情が芽生え心理的自立を促す、子どもの情操教育(達成感、幸福感)
社会的な効果
協調性が出る、身体的・経済的な自立を促進、言語活性化
などなど、とても多くの効果が期待されています。
最近では、常勤のアニマルセラピー犬のいる病院も増えているようで、
高齢者や病気を持ったお子様、
それに精神疾患を抱えた方への治療や長期入院による心理的ストレス解消を目的に活躍しているそうです。
アニマルセラピーの問題点
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そんないいことばかりのように見えるアニマルセラピーですが、
実はいくつか問題点もあります。
ケガをする可能性がある
動物によっては、噛み付いたり引っ掻いたりするリスクがあります。
特殊な訓練を受けたセラピードッグでさえ、
事故の可能性が全くないとは言い切れません。
感染症やアレルギー
加齢によって免疫機能が低下してしまっている方には、
感染症に十分に留意しながらセラピーをする必要があります。
また、動物アレルギーがある人や動物に対して何かしらのトラウマがある人、
動物が嫌いな人などにも注意が必要です。
動物側がストレスを感じる
当然のことながら、動物もストレスを感じます。
ストレスによる負担が大きければ大きいほど、
動物も悪影響を受けてしまいます。
そのため、動物側へのストレスについても考慮しなければいけません。
アニマルセラピーに適した動物は?
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一般的には、犬や猫、ウサギやモルモットなどの小動物が適しているようです。
アニマルセラピーをもう少し広く捉えると、
馬やイルカ、野鳥なども人間に癒しや元気を与えてくれる動物として適していると言えます。
例えば、イルカは精神的な病気の人間を見分け、
その症状を和らげることができるという説もあり、
アメリカではうつ病や自閉症などの治療法としてイルカと一緒に泳ぐプログラムもあるのだそうです。
いずれにしても、性格的に人見知りが激しい動物や臆病な動物はストレスを抱えてしまいがちなため、あまり適さないようです。
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アニマルセラピーが全ての人に効果をもたらすというわけにはいかないようですが、
犬や猫などはペットの域を超え、れっきとした家族の一員として接している方も多いと思います。
ストレスの多い現代社会の中では、
人にとっても動物にとってもお互い癒し合える関係でいたいものですね。