自律神経のバランスを整えて暑い夏を乗り切ろう

夏バテとは?

だるさ、疲労感、食欲不振など、夏場に暑さによって起こる不調を総称して「夏バテ」と呼んでいます。

現代人の夏バテの大きな原因の一つが自律神経の乱れ。今年は、コロナ禍で例年以上にストレスが溜まりやすくなっています。

いつもは暑いの大好き!夏バテなんてへっちゃら!という方も今年は気をつけたほうがいいかもしれません。

自律神経が乱れる理由

もともと私たちの体には環境に適応する能力が備わっています。普通は、暑ければ暑いなりに、そして寒ければ寒いなりに体がうまくバランスをとってくれています。

ですが、ここ最近の夏は暑すぎますよね。ここまで猛暑が続くと、暑い屋外と冷房の効いた涼しい室内の気温差が大きくなりすぎています。

頻繁に出入りを繰り返すことで自律神経の働きが乱れてしまうのも納得できますね。

自律神経の乱れを防ぐ4つの生活習慣

自律神経の乱れは年齢問わず誰にでも起こります。

しかし、やはり小さなお子さんや高齢者は自律神経が乱れやすく、また乱れたことに気づきにくいので、周りの人たちが気をつけてあげることが大切です。

  冷房の設定に注意する

室内外の温度差が広がるほど自律神経の働きが乱れやすくなります。冷房は外気温との差が5℃以内になるように設定しましょう。

また、外出から帰ったら汗をよく拭いて、体を冷やさないことも大切です。

 湯船に浸かる

夏は予想以上に体が冷えて、血行が悪くなっています。シャワーだけでなくできるだけ湯船に浸かりましょう。

ぬるめのお湯にゆっくり浸かることで、自律神経のバランスが整うだけでなく、睡眠の質もUPします。

 軽い運動を行う

適度な運動は発汗機能を高める効果があります。また、エネルギーを使うことで食欲も出て、睡眠の質も向上します。

ウォーキングや体操などの軽く汗ばむくらいの運動を毎日の生活の中に取り入れましょう。

ただし、炎天下での激しい運動には十分気をつけてください。

 質の良い睡眠をとる

寝苦しい時は我慢をせず、冷房や扇風機を活用しましょう。

最新の疲労医学の研究結果によると、熱帯夜では、エアコンのタイマーを設定して途中でOFFにするよりも、少し高めの温度で一晩中点けっぱなしにする方が疲労回復につながるようです。

夏バテの予防には、自律神経の乱れを防ぐ以外に栄養バランスの良い食事を摂ることも大切です。特に、ビタミンB1、ビタミンC、カリウム 、クエン酸を含む食品を意識して摂りましょう。

夏バテを予防する食材はコレ

くるみ便りより

カテゴリー: BookMagazine

竹村 勝樹

くるみ薬局の薬剤師。蟹座のA型。奈良県出身ですが、今は山口県光市で妻と子供3人と猫2匹に囲まれながら暮らしています。趣味は読書と読書で得た知識をもとにアイデアを考えること。薬局らしくない薬局をモットーにこれからも地域の皆様に愛される薬局を目指して頑張ります。