紫外線は、子供の皮膚には大敵です。
一旦皮膚が紫外線で傷ついてしまうと取り返しがつかなくなります。
特に気をつけないといけないのが18歳以下の時です。

紫外線対策はできるだけ早く始める方が良いです。
特に強い紫外線が降り注ぐ5月の天気の良い日にお子さんを外で遊ばせるにはいくつかの対策が必要です。

僕が小さい頃は、子供はどんどん日光に当てなさい、
日光に当たればそれだけ強くなると言われていて、
僕の母親もそれを信じていました。

3歳の夏に海水浴に行った時、
その言葉通りに母親は僕の体が強くなって欲しいと願って、
僕を日光に当てまくりました。

すると、海水浴から帰って数日経っても僕の右肩が黒く焼けたままでした。
そして、40歳を超えても、未だにそのあざはくっきりと残っています。

自分では特に気にしていませんが、
たった一度の日焼けが一生残ってしまうこともあるんです。

では、こんなことにならないために、
お子さんの紫外線対策はどうすれば良いのでしょうか?

せっかくのいい季節ですから、
紫外線が怖いからと、
外で遊んじゃダメというのはかわいそうですよね。

まずはお子さんにきちんと
「日焼けはお日様の光でお肌をやけどしてしまうことなんだよ。」
といった感じで注意点をわかりやすく伝えてあげましょう。

外で遊ぶときには必ず帽子をかぶります。
つばはできれば7cm以上ある方が良いですね。

服装は、編目の詰まった綿やポリエステルが良くて、
UV加工がほどこしてあればなお良いです。

そして、できればお子さんの皮膚の奥が紫外線で傷つかないように
肌が出ている部分にはこまめに日焼け止めクリームを塗ってあげてくださいね。

お子さんが遊ぶ場所選びも重要です。
紫外線量が多くなる午前10時から午後2時には木陰の多い場所を選んだり、
できるだけ屋根のある場所を選んだりと工夫することが大切です。

紫外線量は日陰では日向の半分くらいになるのでかなり違いますよ。

くるみ便りのウラより


竹村 勝樹

くるみ薬局の薬剤師。蟹座のA型。奈良県出身ですが、今は山口県光市で妻と子供3人と猫2匹に囲まれながら暮らしています。趣味は読書と読書で得た知識をもとにアイデアを考えること。薬局らしくない薬局をモットーにこれからも地域の皆様に愛される薬局を目指して頑張ります。